GYMに通い始めてから1年が経ちました。フィットネスジム通いってわりと意気込んで入会するものの次第に足が遠のき休会したり退会したりする人が多いと思うのですが,我が家は生活のリズムに取り込むことができて夫婦ともに1年続けています。もっともこの1年はコロナ感染でジムが危ないといわれた時期もあって途中で通い止めしたり、また自分自身の骨折で通えない時期もあったりでフルに利用できたわけではありません。ですから1年続けてどれほど効果が出たか、どれほど体つきが変わったかといわれればじつは大した変化が見られないのも事実です。ですけれど扱える重量が重たくなったり、自分自身のコンディションが悪くないのでそれなりに通っている効果は出ているんじゃないかと思っています。
利用料の安さは大事な要素
ところでなぜ我が家がジム通いを続けることができているのでしょうか。まずその大きな理由のひとつが会費の安さです。ボクが通っているジムの月会費は月額2200円。本来月額2800円(それでも十分安い)なのですが、一定期間継続利用するという誓約をすれば月額が2200円で利用できるのです。ウチは基本的に毎週月・水・金にジムの日と決めています。なかには都合がつかず利用できない日もあるのですが、それでも1ヶ月間に約10日ほどは利用しています。1回あたり220円で、これなら公営の施設と比較しても遜色ない安さです。このぐらいの価格なら、ちょっと利用できない期間があっても「もったいない」からすぐ退会の手続きをしようと思わなくてすみます。いちど退会してしまうと、再入会の手続きなどよけいな事務作業があるのですぐに利用再開って気分にならなくなるんですよね。費用負担が小さく、退会しようと思わずにいられること、これは大事な要素です。
マシンが多ければいいというものではない
月額2200円で利用できるGYMですから、そんなに多くの・トレーニングマシンはありません。もちろんプールやサウナ、お風呂もありません。どちらかというとライトユーザー向けのジムといえます。マシンの数が少ないと物足りなく思えたりすぐに飽きてしまいそうな気がしますよね。でもそこがいいんです。じつはマシン数が少ないことも続けられている理由なんです。
たくさんマシンの種類があればあるほど利用するのがめんどくさくなってくるんです。すべてのマシンを使ってトレーニングしようとするとすごく時間がかかりるじゃないですか。誰か使っているときにマシンが開くのを待つ時間だって馬鹿になりません。本格的なトレーニングをやろうとすれば細やかに一日のトレーニングメニューを作りがちですが、メニューの量が増えれば増えるほど心理的な負担が増えていきます。ほら試験勉強といっしょです。うすっぺらい教科書だけ勉強しとけば70点は取れるはずなのに、参考書をたくさん買い込みすぎてどっちもつかずになって、けっきょく覚えきれなくなってしまう…そんなものです。結局カンペキをめざしてしまうとやることが増えすぎてしまい、それを消化できないことがストレスになってやめてしまったりします。
マシンを絞り込んでトレーニング時間を断舎離する
ぼくの通っているジムはたしかにマシンの種類は6種類とすくないですが、この6種類のマシンは筋肉の中でもビッグ3とよばれる大きな筋肉である「胸」「背中」「脚」を鍛えることができます。大きな筋肉を鍛えていくとカラダの見栄えも変わってきますし代謝もあがってカロリーを消費しやすいカラダを作ることができます。また、この大きな筋肉を鍛えるときにはその周辺にあるちいさな筋肉も同時に使われ鍛えられます。たとえば胸の筋肉をトレーニングするときは、腕の筋肉もいっしょに使われています。ですから、このビッグ3を鍛えれば同時にほかの部分も鍛えられるというわけです。もちろんその部位だけに絞った筋トレマシンほどは効きません。でもそういった、より本格的なトレーニングは今のジムで十分な成果があがって、それ以上を求めたくなったときに考えればいいんです。
さらにいえばこの6種類のトレーニングマシン中、ぼくは腹筋のマシン2種類はいっさい使ってません。腹筋は他の部位を鍛えているときにいっしょに鍛えられると思っているからです。だからじっさいぼくがジムで使用するマシーンは4種類だけです。ひとつのマシン1セットが60~90秒ぐらいの時間です。それを休憩60秒をはさんで3セットやります。4種類でだいたい25~30分です。この筋トレとトレッドミルのランニングを足して合計で60分。これがボクのメニューです。ジムを利用する時間としてはかなり短いほうだと思います。シンプルに基本をやる、それでそこそこいけます。でもこれで十分だと思ってるしそれなりに効果があがっている実感もあります。やらなきゃいけないことを減らすこと、これもジム利用を継続するコツです。
有酸素系マシンの多いジムをえらぶ
このGYM、マシンの種類は多くないですがトレッドミルの台数は多いんです。25台。混雑する時間でも必ずマシンが空いています。有酸素系マシンはどこのジムでも人気ですが、ひとりあたりの利用時間が長いのでマシン数が少ないとマシンの空きを待たなければいけないのでストレスがたまります。ボクは最初、景色のかわらずマシンの上をネズミのように走るトレッドミルはニガテだったんですが、利用しているうちにトレッドミルならではのメリットも見えてきたので積極的に利用するようになりました。
- トレッドミルは脚にやさしい
- 雨の日でも走れる
- 常にコンディションがおなじなので自分の状態を評価しやすい
- 坂道トレがやりやすい
- 鏡があるのでフォームチェックできる
- 厚着しないので冬でも洗濯物が増えない
- 夏走っても熱中症にならない
ボクの通っているジムはトレッドミルの利用制限時間はないので60分以上走ることもできるのですが、まとまった距離や時間を走るときは外を走りたいのでジムは30分以内のラン、トレーニングとしてのランとして利用しています。
ラントレメニューは有酸素運動能力を高めるための閾値走で、最初の5分をウォーミングアップ、そのあと20~25分を閾値域で走ります。ボクの場合、心拍数150~165がだいたいこの範囲になるので心拍計付きのランニングウォッチで計測しながら、その範囲に収まるスピードにトレッドミルを設定して走っています。
ジムまでの距離、移動時間も大事
以上、筋トレとラントレを合わせて約1時間、これを週に3回利用しています。あと補足ですけれどフィットネスジムが家や職場から近いことも大事です。せっかくコンパクトでムリのないトレーニング時間にしてもジムに通う往復の時間がかかってしまうとやはり長続きしません。できれば移動時間10~15分以内の距離がおすすめです。料金、設備、時間…この3つの要素が大事ですがボクが優先順位をつけるとすれば 時間 > 料金 > 設備 の順番ですね。ぜひ参考にしてみてください。