旅すること

島旅【女木島男木島】瀬戸内の島歩きと人生最高のジンジャエール。

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瀬戸内海に浮かぶ女木島男木島にいってきました。このこじんまりとした両島は距離も近く一日で2つの島をめぐることができます。女木島は高松港からわずか20分で来ることができる島です。運賃大人370円。どちらの島もちいさな島なので歩いて回ることもできます。ですから車もバイクも自転車もいりません。たった370円、たった20分で脱日常をあじわえます。


でも、リゾートのようななにかを期待していくと肩すかしを食らうかもしれません。この島には多くのスポットはありません。でもそこがいいんです。ゆったりとした時間を愉しむための島なんですから。

今回は高松から8:00に出向する始発に乗り、女木島に渡りました。女木島で真っ先に目に入ってくるのは鬼の灯台です この女木島はは桃太郎伝説の鬼ヶ島ではないかと言われています。島ではあちこちで鬼をモチーフとした案内板などを見かけることができます。


港のまわりでは瀬戸内芸術祭で設置されたアートをいくつも見ることができます。カモメの風見鶏や、ピアノのモニュメントなどいくつかのアートをすぐに見つけることができます。島の中にはほかにも作品があると思うので散策してさがしてみてください。

女木島港の灯台も鬼


船から見ていると、島には二つの頂があり、いっぽうの頂きには日蓮上人像、もうひとつの頂きには鷲ヶ峰展望台があります。展望台へは周遊バスが出ていますし、港でレンタルサイクルを借りていくこともできますが、島自体がそれほど大きくないですからボクは歩いて上まで登ってみることにしました。


展望台までの距離は港から3キロもないくらいなので、30~40分もあれば登ることができます。せっかく島に来たんですから、自分の足で歩きながらいろいろ見て回るのもおすすめですよ。道の途中で、世界一小さなメロンというものを見つけました。このメロンは女木島にしか自生していないものらしいです。


標高188mの鷲ヶ峰展望台からの眺望は絶景です。360度視界を遮るものがなく、ぐるりと瀬戸内海を眺望することができます。展望台の下には鬼ヶ島大洞窟があります。洞窟は有料で大人600円ですが、せっかく来たので入ってみることにしました。この洞窟は100年ほど前、荻島の小学校の校長先生が発見したとのことなんですが、人工的に掘られた穴のようで中はかなり複雑な迷路になっています。


展示物は鬼の瓦が中心ですが昭和チックな鬼の展示もありノスタルジックな雰囲気が味わえます。洞窟出口の上方には柱状節理という溶岩が急速に冷えて出来た六角柱、五角柱などの奇岩があります。こちらは洞窟に入らずとも無料で見ることができます。

また洞窟の外にある売店は、まるで昭和40年頃から時が止まったかのような雰囲気です音声においてあるお土産物もお店の椅子やテーブルも時が止まったからような雰囲気で逆にテーマパーク感があり、思わず覗いてみたくなります。


島での食事はそれほどお店が多いわけではなく、また閉まっているお店もあります。今回は「鬼の台所 福」というお店ででカレーを食べました。島で採れた野菜をトッピングしていておいしかったです。
女木島から男木島への移動はふたたびおなじフェリーに乗っていきます。このフェリーは高松港→女木島→男木島の順で巡っていて、復路は男木島から逆順で巡っていきます。ちなみに女木島~男木島の時間は約20分です。

男木島は女木島よりもさらに小さく周囲5kmほどの島です。猫の島として話題になったことがありますが、多くのスポットが有る島ではありません。そのぶん島に押し寄せる観光客はすくなく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。男木島の見どころは島の斜面に段々畑のように建ち並ぶ町です。島の斜面に建てられた家は、まるで迷路のような路地で繋がっています。


荻島は現在島に住んでいる方は約150人ほどですが、そのうち約60名ほどが県外から島への移住者の方らしいです。路地を歩いていると移住されてきた方がひらいたカフェなどもところどころあり、ただ単に古い町並みでなく島の新しい息遣いが聞こえてきます。


今日を歩いていて見つけたまるまるというお店で一休みさせていただきましたオープンカフェというか、簡単な現地だけがあるお店ですがここで飲ませていただいたジンジャーエールが人生最高と言ってもいいほど美味しい味でした、この一杯のためだけに荻島に来る価値がある、そう言えるほどの味です是非1度飲みに訪れてみてください。


荻島には何点か、オブジェもあるのですが、正直あまり見るものが多いという島ではありません。ただ、この島はぼーっと過ごすのが気持ちいい、そんな島です。港の周りには何台かの車はありますが、基本的に島の中では車を走っていません。それどころか島にいる間に走っているバイクも自転車にも会うことはありませんでした。とても静かな島で自分たちが話さないでいると、風のそよぐ音と鳥のさえずりしか聞こえてきません。この島はゆったりと歩きながら散歩をしたり景色を眺めながらぼーっと過ごしたりするのに、とても心地の良い島なのです。


あと、島には多くの猫がいます。この島は猫の島でもあります。エサも貰えるし、天敵もいないこともあって、どの猫ものんびりと穏やかです。人に警戒心を持つようなこともなく、そばによって行ってもずっと昼寝をしているか、近寄って擦り寄ってきます猫好きな人はとても癒されると思うので、きっとこの島が好きになると思います。


一点だけ注意してほしいのは、帰りの便です。最終便が17時発ですが、これを逃すと翌朝まで船はありません。また1便前が15時なのでどの便で帰るかを最初に決めて行動をしておかないと中途半端に時間を持て余してしまうことにもなります。

僕は最初1時間ごとに一瓶あるんだと勝手に勘違いしていて15時過ぎに港に行くと15時の便には間に合わず2時間近く時間を余してしまいました。そこでもう一度島の中を散策していると、素敵なカフェを見つけたので、そこで時間を潰させてもらいましたとても素敵なカフェだったので、結果的には良かったと思います。

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