地図を眺めていて、超格安で九州旅行に行く方法を思いついたので試してみました。
その方法とは…
佐田岬半島の先にある三崎港に車を停め、
九四フェリーに人だけ乗って九州へ渡ることです。
このルート、めっちゃお得感あったので四国から九州にプチ旅したい方、また逆に九州から四国に訪れたい方、ぜひためしてみてください。
四国から九州へ格安で移動する方法
フェリー代金ってけっこう高いですよね。でもそれはクルマをフェリーに載せた場合のハナシです。今回はクルマに乗って佐田岬半島にある三崎港まで行き、港にある無料の駐車場で朝まで仮眠。翌朝クルマを駐車場に停めたままにして、積載してきた自転車をフェリーに積み込んで九州に渡ってみる予定です。この方法ならとてもリーズナブルに九州上陸が可能になるはず。
今回の旅程
- 木曜日:夜、クルマで愛媛県の三崎港まで移動。車中で仮眠
- 金曜日:始発の九四フェリーで九州に上陸。別府観光、別府市宿泊
- 土曜日:別府観光。夕方に九四フェリーで四国に戻る。八幡浜で車中泊
- 日曜日:八幡浜で闘牛観戦。寄り道しながら徳島に帰県
こんなかんじで予定を立ててみました。3泊のうち2泊が車中泊となるので、車中泊がしやすいように先日アウトバックの荷室の床をフラットにするボードを自作しました。これで快適に寝られるはずです。
フェリー乗り場の駐車場利用について
予定どおり、仕事終わりに荷物を積み込んで徳島を午後8時ごろ出発、愛媛県の三崎港へ向かいます。到着したのは午前1時すぎ。フェリー乗り場の無料駐車場で、チケット売り場がオープンするまで仮眠しました。駐車場の利用に関しては事前に下調べをして、無料駐車場にクルマを停めて九州に渡っても問題ないとの情報を確認していました。またねんのため現地で職員さんにも確認したところ「数日であれば停車しても大丈夫です」と回答いただいたので、安心して利用させていただきました。
ちなみに徳島から三崎港までの移動距離と所要時間はこんなかんじ。
移動距離:約290km
所要時間:約5時間(休憩含む)
九四フェリーについて
翌朝、乗船券を購入しようとした際、「二輪車は予約が必要です」とのこと。二輪車は積載できる数に限りがあるらしく、この便はすでに予約が埋まっていたので今回は自転車での九州上陸を断念。九州上陸後の移動はバス&JRを利用することにしました。
始発の7:30発〜8:40着の便は平日だったこともあってか利用者は少なめでした。フェリーは、揺れるのかなと想像していましたが、とても安定していて快適でした。乗船時間もわずか70分と、ちょっとした離島に渡るぐらいの間隔です。拍子抜けするほどかんたんに九州に到着しました。
九州側のフェリー港は佐賀関港となります。下船してフェリー乗り場から2分ほど歩くとバス停があります。ここから路線バスに乗ってJR幸崎駅まで行き、そこからJRで別府駅に向かうことにしまし。いつもクルマ移動の旅行ばかりなので、今回のような路線バスやJRを利用しての旅行は新鮮でした。
運賃と旅費
運賃はフェリー代金は片道1090円(現在は1200円)。往復券を買ったのでもう少し安かったかもしれません。別府までのフェリー、バス、JRの運賃をすべてあわせてもひとり3000円ほどでした。今回の旅行はリーズナブルな九州旅がテーマでしたがこんなに安く来られるんなら、これからなんども九州旅リピートしたくなりますね。
この旅行に出かけたのは2022年の10月でしたが『Go To トラベル』を利用したので、宿泊費もかなり抑えることができました。ホテルは別府駅前のアパホテルで宿泊し『Go To トラベル』を利用したので8400円で宿泊することができました。さらに2人で6000円の地域振興クーポンがもらえたので実質的な宿泊費用は2400円です。
前泊は三崎港での車中仮眠。ホテル利用は九州での一泊だけで、3泊目は八幡浜で車中泊のだったので宿泊費用としてかかったのはこれだけです。地域振興クーポン分を宿泊代金から割り引いて計算すると
です。もちろん徳島から三崎港までの高速道路料金やガソリン代はかかっていますから旅行にかかった総額は8400円ではありませんが、四国から九州に渡って別府で一泊する旅行代金としてみれば破格の安さだといえます。
観光の交通手段は周遊バスを利用
別府観光の移動手段は現地でバスの周遊バスチケットを使いました。いくつかの周遊コースがあり、コースによって多少金額が変わってくると思いますが、私たちが購入したのは市内と鉄輪方面を周遊する亀の井バスの2日間コースで1500円くらいだったと思います。
別府市内の観光や砂湯の体験、鉄輪に移動して散策したりとたっぷり満喫しました。
翌日、鉄輪にあった公営浴場を利用してみたくなって、もう一度鉄輪温泉に行きました。鉄輪には、宿泊施設にある立派な温泉以外にも、地元の方が管理・運営されている公営のお風呂があり、観光客にも開放されているところがたくさんあります。今回はその中から5つのお風呂に入浴させてもらいました。どこの公営浴場もだいたい100円程度で利用できます。
ぼくたちが入浴したときはなぜかどこの浴場も観光客の方はいなくて、ほぼ貸切風呂のようでした。すごく風情があってのんびりできて気持ちいいのにもったいないです。もし鉄輪温泉に行ったら、ぜひ体験してみてください。
たっぷりと温泉を満喫したあとは、すこし足を伸ばして明礬温泉に行ってみました。ここは地獄蒸しプリンが有名でお店の外で景色を眺めながら食べるプリンは格別です。
このあと別府駅周辺までもどってきて公園を散策したり物産フェアを散策したりして午後を過ごしました。地獄めぐりやサファリパークなど有名な観光スポットもまだまだあるのですが、今回はここまで。
夕方には佐賀関港からまた九四フェリーに乗って四国にもどってきました。
宇和島で闘牛観戦
別府滞在を1日で切り上げてきたのはわけがあって、じつは翌日に宇和島で年に一度の大きな闘牛大会があり、それを観戦したかったからです。
宇和島の道の駅で車中泊させてもらって、翌朝、闘牛大会会場に行く前に、九島という島を自転車で一周まわってきました。小ぢんまりとした島なのでのんびり進んでも90分くらいでまわれました。
そしていよいよ宇和島の闘牛観戦。今回は10年ぶりの記念大会ということで全国から参加している強い牛もいてとても迫力ありました。見たことない方はぜひ!おすすめです。
盛りだくさんあそんでたくさん食べたけど、旅行で使ったおカネはひとり18000円ぐらいでした。 とてもリーズナブルというかローコストな旅でたのしめました。
佐田岬半島からの九州旅オススメです。