家事のこと洗濯

定年間近共働き夫婦【時短家電】ドラム式洗濯乾燥機でゆとり時間づくり

家事のこと

【定年男子】というネーミングのこのブログ、じつは書いているわたしはまだ定年前です。現在、定年まであと半年の59歳です。定年後にどんな生活を送りたいのか、どういった生活環境を整えれば快適に暮らせるのか、そういったことについて考えたことや実践したことをこのブログで共有していきます。

定年間近の年齢なら、お子さんのいる家庭だと子育ても一段落するころだと思います。ぼくたちも3年前にひとりムスメが県外で就職し、数十年ぶりに夫婦水入らずの生活がもどってきました。おそらくどこのご家庭も同じだと思いますが、子供がいる間は父親母親という役割が強く、長らくおたがいを家族の一員として認識していました。だから子供が巣立ってふたりの生活に戻るとき、家族から夫婦という関係性にうまく戻れるだろうかという心配がありました。熟年離婚などという言葉がありますが、さすがに離婚まではいかなくとも子供がいなくなったあと、夫婦が各々好きに生活するのではなく、できれば仲睦まじく2人で暮らしていきたいものです。家族から夫婦に戻るためにはどうすれば良いか、自分なりにいろいろ考えて実践したことをご紹介しますので、もし同じようなことを思案している方がいらっしゃれば参考にしてみてください。

結論から言うと、ずっと妻が担ってきた家事を二人で分担し、妻の負担を減らしていくこと、これが二人の関係を見直すきっかけになるんじゃないかと考えました。

ふたりで生活しているので本来は家事もふたりで分担するべきだったのですが、妻が担ってくれていることがいつしか当然のように思ってしまい、ほとんど家事に協力してきませんでした。仕事をしていると家に帰ってきてから寝るまでの時間は限られています。そこに日々の家事すべてをこなそうとすると自由になる時間はほとんどありません。なのにぼくは家事を手伝おうともせず、じぶんだけ好きなように時間を使っていたのですから妻からしたらきっと腹立たしい気持ちもあったでしょう。だから妻の担ってくれていた家事の負担を軽減し妻の自由時間を増やすこと、そしてふたりがいっしょにすごせる自由時間を作るためにはどうするべきか考えて環境改善をいくつか実行してみました。

我が家の場合、ぼくは妻よりも2年早く定年を迎えます。定年後、働きもしないのに家のことをなにもしないというのはさすがに気が引けてしまうので、定年後の2年間は自分が専業主夫をするつもりでいます。

ただ、専業主夫になると言っても、妻のおこなっていた家事をすべて同じようにやり遂げる自信はありません。家事を妻任せにしていたときは気にも留めませんでしたが、あらためて考えてみるとかなりの作業量で、いままで妻がやってくれていたやり方のままだと自分自身が消耗していきそうです。しかし、やり方を見直していけば、もっと効率的にできそうな部分もいくつか思いつきます。そこで、色々な家電を利用したり、家事の流れを見直すことで、家事にかかる時間を減らしていく作戦を考えました。

今回はいくつかある代表的な家事のなかから「洗濯」について見直しをしてみました。

結論:

ドラム式洗濯乾燥機をつかうとめちゃめちゃラクになります。ぜったいに導入すべし!

家事効率化の中でまっさきに手を付けるべきは洗濯です。洗濯という家事はじつに手間がかかります。

洗濯機に入れて洗濯機を回す
洗濯機から取り出して
物干し竿に干す
乾いたものを洗濯物を取り込む
洗濯物をたたむ
畳んだ洗濯物を所定の場所に片付ける

とにかく作業工数が多いです。洗濯物を干す、というひとつの工程の中にすら

シワを伸ばしてハンガーにかけて干す
洗濯物が飛ばないようにボタンを止める
衣類の長さによっては干す場所をかえる
裏返しの服をなおす(これは人によるかも笑)
丸まったままの靴下をいちいち伸ばす

と、やることが多すぎます。こんな手間のかかる作業を冬の寒空の下、ベランダに出て作業しなきゃいけないかと思うとつい後回しにしたくなりますよね。干すだけならまだがんばることができても、乾いた洗濯物を取り込んだあと、たたむ作業がまたまたたいへんなんですよね。でも取り込んだ洗濯物をそのままにしてほおっておくと部屋が散らかってると落ち着かないし、掃除機をかけることもできません。

じつは、わが家は数年前からドラム式洗濯乾燥機を使用していました。ですが乾燥機能を使うことはありませんでした。なぜならば乾燥機を使うと

電気代がとてもかかる
洗濯物が痛む
洗濯物に洗濯槽のカビ臭い匂いがつく

といった悪いイメージがあって、妻が利用するのを嫌がっていたからです。ですがもし乾燥機能を使うことができれば洗濯の手間を大幅に減らすことができるはずです。そこで妻に「これから洗濯物は干さずにすべて乾燥機で乾かすようしよう。そのかわり、洗濯はぜんぶぼくが担当する」と宣言し、家事の時短計画を実行に移しました。もちろん目的は「妻の家事負担の軽減」と「夫婦でいっしょにすごせる自由時間を増やす」ことです。

まずは、使用していなかった乾燥機能を利用するため、いま使っているドラム式洗濯乾燥機の洗濯槽のカビの匂いを取り除くことから始めました。洗濯槽クリーナーを使って洗濯槽内を洗浄し、そのあと長時間乾燥機を何回も動かしてカビを熱で殺しました。この工程を3回ほど行うとカビ臭い匂いはほぼ気にならないレベルになりました。それから乾燥機を毎日使用しはじめたのですが、正直使い始めた最初のころはカビの匂いではないけれどなにかかすかに匂いがついていました。(いやな匂いではない) でも10日ほど使用しているといつのまにか乾燥機をかけてもまったく匂いはしなくなりました。

電気代に関してはある程度高くなることを覚悟していたですが、実際翌月の電気代を確認してみてもたいして電気代が高くなっているということはなく、自分が思っていたよりも乾燥にかかる電気代は少なかったようです。

ドラム式洗濯乾燥機を導入したことで洗濯の手間は劇的に減りました。具体的には今までより

干す手間がなくなった
取り込む手間がなくなった
生乾きがなくなった
ベランダが有効に使えるようになった
乾くまでのリードタイムがない

といった変化がありました。

それともう一つ、ベランダに洗濯物を干さなくなったのでベランダが広く使えるようになりました。今では物干し竿ラックに板をのせて簡易のベランダカウンターとして使っています。

うちの場合は脱衣所に洗濯機が設置してあり、家に帰ってきて服を脱いだ時や風呂に入る時に脱いだ服はそのまま洗濯かごに入れています。夜寝る前にカゴの中身を全て洗濯機に放り込んでセットするだけです。最近の洗濯機は洗剤も自動投入してくれますし前回使用したコースをおぼえているので毎日同じ工程で洗濯をしていると、ボタンを押す回数もわずか3回ほどで済みます。たったこれだけで朝起きた時には洗濯乾燥まで出来上がった状態になっています。洗面所で歯を磨いたら洗濯機の中身をとりだして、クローゼットにもって行ってそのまま衣類収納ケースやタンスの中に片付けて終わりです。うちの場合、いまはもう夫婦ふたりぶんだけなので毎日の洗濯量は多くないですし、洗濯物を畳む作業も3分もあれば十分おわります。

今までは洗濯を面倒くさく思う気持ちは一切なくなりました。

ドラム式洗濯機や乾燥機を使うと、衣類の痛みや縮みが気になる方もいるかもしれません。うちの奥さんや娘も最初はそう言っていました。たしかに機種によっては衣類が縮むことがあります。うちがさいしょに使っていたドラム式洗濯乾燥機は乾燥方式がヒーター方式というタイプだったので、たしかに衣類によっては縮むこともありました。たとえば、何度も洗っているうちにMサイズの服がSサイズになってしまうこともありました。

しかし洗濯にかかる手間がほぼ無くなるというメリットは、そのデメリットを上回る魅力があります。最初はドラム式乾燥機を使うことを嫌がっていた奥さんも、乾燥機を使うメリットのほうが大きいと考えを改め「服は縮めば買い替えればいい」という考え方に変わってきました。服って気がつくと10年以上着続けているものもあったりして、なかなか処分するタイミングがありません。2,3年着て服が縮んだときに買い替えるようにすれば古ぼけた流行遅れの服を着続けることもなくなります。

その後、うちの洗濯機は故障したので新しく買い換えたのですが、新しい洗濯機は衣類があまり縮むことのないヒートポンプ方式のタイプを購入しました。あたらしい洗濯機にかわってからは洗濯物が縮むことはほとんどなくなったように思います。

乾燥機を使うと洗濯物がしわくちゃになってしまうのではと思う方もいるかもしれません。ですが洗濯する衣類の量が適正ならば、乾燥が終了したときに時間を置かずに取り出せば、それほどシワができることはありません。うちの場合、仕事で着るYシャツやパンツなどは形状記憶のノンアイロンタイプにしているので、乾燥機でもシワにならず、折り目もちゃんとついています。

ちょっと洗濯物が多かったときは、乾燥後に若干しわになることもあります。そんなときは、シワを伸ばしたい衣類をもういちど乾燥機の中に放り込み、冷蔵庫の製氷室から氷を5,6個いっしょに洗濯機の中にいれて5分ほどさらに乾燥機をかけるとシワを取ることができます。

乾燥にかかるコストですが今の洗濯機はカタログ表記で洗濯、乾燥までして1回あたり16円ほどだったと思います。思っているよりずいぶん安く感じませんか。1ヶ月間毎日乾燥機使っても500円かからないんです。でもうちの場合は、これよりもっと電気代は少ないかもしれません。というのもうちの場合、洗濯は2名分だけなので洗濯量が少ないのです。うちの洗濯機は洗濯前に洗濯物の量を自動的に計測するのですが、制限量いっぱいを1として、うちの場合いつも0.3ぐらいの値となっているので最大量の30%ほどの洗濯量のようです。

たったこれだけの費用負担で、洗濯の手間から開放されると思えばドラム式洗濯乾燥機を導入する価値はあると思います。

ちなみに、うちの娘も当初は妻と同じくドラム式乾燥機をかけることに否定的だったのですが、今では自分も新居でドラム式洗濯機を購入し、洗濯物を干さず乾燥機を使うスタイルで生活しているようです。

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